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IELTSリーディング採点基準|スコアを伸ばす4つの評価ポイントを解説

海外生活
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「リーディングが一番苦手…」

「解いてるのにスコアが伸びない!」

そんなIELTS受験者の声、実はとても多いです。
単語も文法もある程度わかっているのに、リーディングのスコアだけ頭打ちになるのはなぜでしょう?

答えはシンプル。「読む力」と「解く力」はまったく別物だからです。

この記事では、IELTSリーディングでスコアを伸ばすために知っておきたいポイントをまとめています。

出題形式の特徴や対策のコツを押さえて、効率よく対策を進めましょう。

IELTSリーディングの基本情報

IELTSのリーディングセクションは、「Academic(アカデミック)」と「General Training(ジェネラル)」で出題形式が共通しつつ、問題の難易度や文章タイプが異なるのが特徴です。

試験構成(Academic/General共通)

  • 全40問
    3つの長文 × 各13〜14問)
  • 英文1題あたり約800〜1000語程度。
  • 試験時間:60分
  • 解答形式:選択 / 記述式
    (選択・穴埋め・順序整序など)

※本文の情報は設問順に登場するとは限らないため、スキミング&スキャニング力が求められます。

試験時間と形式

受験形式所要時間解答方法
紙ベース
(筆記)
約60分
(転記時間なし)
直接記入
コンピューター版約60分画面上で選択/記入

※リスニングと異なり、解答転記時間はありません
※本文・設問はすべて英語で表示されます。

正答数とスコア換算表(目安)

IELTSリーディングは全40問のうち正答数がそのままBandスコアに換算されます。

正答数Bandスコア
39–409.0
37–388.5
35–368.0
33–347.5
30–327.0
27–296.5
23–266.0
19–225.5
15–185.0
13–144.5
10–124.0
8–93.5
6–73.0
4–52.5
32.0

※General Trainingはやや易しいため、同じスコアでも必要正答数が多くなる傾向があります。

IELTSリーディングの出題形式一覧

出題形式により、読み方・解き方・解答順が大きく異なるため、形式別の対策が必須です。

  • True / False / Not Given
  • 見出し一致
    (Matching headings)
  • 文完成
    (Sentence completion)
  • 要約完成
    (Summary completion)
  • 選択問題
    (Multiple choice)
  • 表・図・地図の完成
    (Diagram / Table Completion)
  • 情報一致
    (Matching information)
  • 順序整序
    (Matching features / Matching sentence endings)

セクションごとの概要

IELTSリーディングは、Academic・General共通で全3セクション・全40問の構成です。
各セクションでは異なるタイプの英文が出題され、時間は合計60分という条件の中で解き進めます。

項目AcademicGeneral Training
主な文章の種類論文、新聞、専門誌などアカデミックな長文広告、手紙、説明書、新聞など日常的な文章
難易度難しめ
(大学レベル)
やや易しめ
(高校〜日常英語)

IELTSを海外進学目的で受験する人はAcademic移住や就労目的の人はGeneralを選びます。

Academicの場合

Academicモジュールは、大学進学・留学を目指す層を対象にした設問が出題。
読解量も多く、専門的な話題や抽象度の高い内容が含まれるため、語彙力・論理力・読解スピードの総合力が問われます。

● Section 1:説明文

  • 比較的読みやすく、情報が明確に提示されている文章が多い
  • 例:
    博物館の案内文、施設のパンフレット、学術調査の紹介など
  • 出題傾向
    特定の情報を探し出す「スキャニング型」の問題が中心

● Section 2:論理的な説明や手順解説

  • 特定の現象や手順を順序立てて説明する内容
  • 例:
    ある研究の手法と結果、教育制度の比較、政策の仕組み
  • 出題傾向
    因果関係や比較・対比の理解が求められる問題が多め

● Section 3:主張や論説文

  • 1番難易度が高いセクション。論理的な主張や反論の展開を読み解く必要あり
  • 例:
    ある理論に対する複数の研究者の見解、歴史的事実の解釈の違いなど
  • 出題傾向
    主張の要約や意見の一致・不一致を問う設問が多く、批判的読解力が試されます。

General Trainingの場合

Generalモジュールは、移住・就労・一般的な生活英語にフォーカスした試験。
文章の難易度はAcademicよりやや易しく、内容も日常生活に根ざしたものが中心ですが、Section 3ではAcademicに近い長文も出題されるため油断は禁物です。

● Section 1:日常生活の実用文

  • 短い文章が2〜3本出題される事が多い
  • 例:
    賃貸契約書、イベント告知、電気会社からの案内、求人広告など
  • 出題傾向
    案内文や契約条件など、具体情報の読解スキルが問われる

● Section 2:職場関連の文章

  • 職場やビジネス環境に関する文書
  • 例:
    会社の安全マニュアル、社内通知、トレーニング資料など
  • 出題傾向
    手順やルールに関する理解、指示文の読解がカギ

● Section 3:論説・一般的な意見文

  • 新聞・雑誌・コラムなどからの抜粋。AcademicのSection3に近いレベル
  • 例:
    社会問題に対する考察、文化比較に関する評論など
  • 出題傾向
    主張の要旨把握、例示・対比の理解、筆者の態度の読み取りなど

セクションAcademicGeneral
Section 1専門的な説明文実用的な短文
(複数)
Section 2手順や研究関連の説明職場に関連する実務文書
Section 3論文や意見文
(難易度高)
一般向けエッセイや評論
(中級~)

IELTSリーディング対策ポイント

パラフレーズを見抜く力

IELTSリーディングでは、設問と本文がまったく同じ表現で登場することはほとんどありません
必ずといっていいほど「言い換え(=パラフレーズ)」が使われています。

たとえば:
「熱のレベル(気温など)の急激な上昇」

  • 本文:
    「a rapid increase in temperature」
  • 設問:
    「a sharp growth in heat levels

別の表現で同じ意味を問うケースが多く、語彙力と意味の読み替え力が求められます。

語彙力強化には【公式教材】が最適です。
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実際の試験形式そのままの問題で、「どう言い換えられるか」の感覚を身につけましょう。

スキミングとスキャニングの使い分け

60分で3,000語程の文章を40問解くには、効率的な読み方が必須です。

  • スキミング(skimming)
    全文をざっと眺め内容を把握する技術
    =文章の「全体像」
  • スキャニング(scanning)
    特定の語句や情報を素早く探す技術
    =「答えがある場所」を絞る

両方を場面ごとに使い分けられるようになると、正答率が格段にアップします。

設問タイプごとの攻略法

IELTSリーディングでは、複数の設問形式がランダムに出題されます。
形式によって解く順序・読むべき箇所・選び方の判断基準が異なるため、それぞれの対策が必要です。

主な設問タイプ例:

  • True / False / Not Given
    → 設問と本文の事実関係を見極める
  • Matching headings
    (見出し一致)
    → 段落ごとの要旨を掴む
  • Summary / Sentence Completion(穴埋め)
    → 本文の流れを正確に理解する
  • Multiple choice(選択)
    → 選択肢の「細かい違い」に注意

スペリングと語数制限の厳守

IELTSリーディングは記述式の解答で、本文から正しい内容を読み取れても次のようなミスがあると即不正解になります。

  • スペルミス
    (例:goverment → × government)
  • 語数超過
    (例:指定が「NO MORE THAN TWO WORDS」のところを3語で書くと×)

特に紙ベースで受験する場合、「書く練習」やスペル確認の癖づけがスコア直結ポイントになります。

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無料で使えるオンライン模試やトライアル付き講座を活用して、自分の現在地を確認しましょう。

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まとめ|リーディングは「解き方」を知れば確実に伸びる

IELTSリーディングは、単語力だけでは太刀打ちできません。
「読む→見つける→選ぶ」のプロセスを、出題形式ごとにトレーニングすることがスコアアップへの近道です。

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効率よく、確実に目標スコアを達成しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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