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IELTSライティング採点基準|スコアを伸ばす4つの評価ポイントを解説

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IELTSのライティングパートは、英語力の中でも特に「論理的な思考力」「表現力」が試されるセクションです。

スピーキング以上に評価基準が明確である一方、自己流の勉強だけでは思ったようにスコアが伸びないことも…。

本記事では、IELTSライティングの採点基準(Band Descriptors)をわかりやすく解説し、効率的にスコアアップするための学習法・コツを紹介します。

IELTSライティング試験の概要

IELTSのライティングは、Academic(アカデミック)General(ジェネラル)の2種類があります。

構成は以下の2タスクです。

Academic(アカデミック)の場合

  • Task 1(約150語 / 20分目安)
    図やグラフを読み取り、客観的に要点を説明する。
    例:
    ・折れ線グラフの変化について記述
    ・表データを比較し概要をまとめる
  • Task 2(約250語 / 40分目安)
    社会問題などのトピックについて、自分の意見を述べるエッセイ形式。
    例:
    ・環境保護は政府の責任か、個人の責任か?
    ・子どものスマホ使用は制限すべきか?

General(ジェネラル)の場合

  • Task 1(約150語 / 20分目安)
    手紙の形式で、与えられた状況に対して依頼・苦情・感謝などを伝える。
    例:
    ・ホテルの不備についてのクレームレター
    ・友人への手紙で引っ越しの案内
  • Task 2(約250語 / 40分目安)
    エッセイ形式で、社会的なトピックについて意見を述べる点はAcademicと同様。

    例:
    ・学校教育で制服の必要性について
    ・地元の公共交通機関の改善についてどう思うか

IELTSライティング|採点基準4項目

IELTSライティングは、以下の4つの観点から評価されます。4項目をバランスよく鍛えることがスコアアップへの近道です。

Task Achievement(課題達成度)

  • 評価される点:
    Task 1:データや要点を過不足なくまとめているか。
    Task 2:設問の問いに正確に答えているか、意見が明確か。
  • 高得点のコツ:
    ・設問文の指示語(e.g. To what extent do you agree?)を見落とさない
    ・主張と理由が論理的につながっているかをチェック
    ・具体例(例:For example,〜)を活用して説得力アップ

Coherence and Cohesion(論理性と一貫性)

  • 評価される点:
    文章全体の流れがスムーズで、論理的に展開されているかを評価されます。段落ごとの一貫性、接続詞の使用、構成のわかりやすさが重要です。
  • 高得点のコツ:
    ・パラグラフ構成を明確に
    (導入→本論×2〜3→結論)
    ・接続詞(Moreover, On the other hand, Therefore など)で流れを明確に
    Pronoun referencing(this, these, such, itなど)も使いこなす

Pronoun referencingとは?
文章内で同じ内容を繰り返さずに、代名詞を使って前述の事柄を指し示すテクニックです。

例:
Some people believe that governments should invest more in public transport. This would reduce traffic congestion and pollution.

この場合、「This」 は前文全体の内容(政府が公共交通に投資するという考え)を指しています。論理的なつながりを強化し、読みやすさを高める効果があります。

Lexical Resource(語彙力)

  • 評価される点:
    適切で多様な語彙が使えているか、同じ語の繰り返しを避けられているかを評価されます。意味が通じても、同じ表現ばかりだと減点の対象です。
  • 高得点のコツ:
    ・言い換え力(paraphrasing)を鍛える
    ・トピックごとの語彙リスト(education, environment, technologyなど)を準備
    ・Collocation(自然な語の組み合わせ)を意識する
  • 言い換え例:
    ・many → numerous
    ・a lot of → a great number of
    ・good → advantageous
    ・important → crucial

Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確さ)

  • 評価される点:
    正確に書けているかだけでなく、さまざまな文法構造を自然に使いこなせているかが問われます。シンプルな文ばかりでは高スコアは難しく、幅広い構文を使って表現の豊かさをアピールすることが求められます。
  • 高得点のコツ:
    ・仮定法、比較、関係代名詞などを使った複雑な構文に挑戦
    ・文法ミスを避けるために、まずは短文で正確に書く練習も有効
    ・自由英作文では定型フレーズ+自分の意見で組み立てると安定
  • 使える構文例:
    ・If I had more time, I would…
    (仮定法)
    ・The more I practice, the better I become.
    (比較構文)
    ・People who live in urban areas tend to…
    (関係代名詞)

IELTS|Bandスコア別の目安と評価基準一覧

IELTSでは、Bandスコアが0〜9の範囲で0.5刻みで評価されます。

それぞれのレベルにどんな違いがあるのか、以下参考にしてください。

IELTS Bandスコア表

引用:https://ieltsjp.com/japan

IELTSスコア換算表(他試験・CEFR比較)

IELTSTOEFL iBTTOEIC英検CEFR
8.5 – 9.0C2
7.0 – 8.0 – 95 – 120870 – 9901級+C1
5.5 – 6.572 – 94600 – 870準1級 ~ 1級B2
4.0 – 5.042 – 71450 – 6002級 ~ 準1級B1
0 – 3.50 – 4110 – 440準2級以下A1- A2

参照:文部科学省
「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」

効果的な学習方法|本番に強くなるライティング対策

IELTSライティングで高得点を取るには、単に英語を書けるようになるだけでなく、「設問の意図を読み取り、論理的に構成された英文を書く力」が必要です。

独学では気づきにくいミスや構成の甘さを克服するためにも、戦略的な学習がカギになります。

ここでは、初心者〜中級者の方でも実践しやすいライティング対策法とあわせて活用したいおすすめサービスを紹介します。

本番形式での模擬|時間配分&構成力を鍛える

ライティングでは時間管理が最大の課題

制限時間内に「問題文の読み取り→構成→執筆→見直し」まで行う必要があります。Task 1とTask 2の配分を意識した練習が必須です。タイマーを使って本番と同じ時間配分で書く練習を繰り返すことで自然と構成力とスピードがつきます。

▶ 本番同様の模試&添削を活用

本番形式の模試に加えて、プロ講師の添削フィードバックを受けることで自分では気づかない弱点が明確になります。

  • タイマーを使って20分/40分の時間配分で練習
  • 添削サービスで論理性や構文のミスを客観チェック
  • 語数カウントのクセをつける

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模範回答で「型」を学び、使える構文をストック

初心者ほど、「どう書いていいか分からない」状態に陥りがちです。Task 1/2の模範回答を分析しながら、よく使われる構文をストックしておきましょう。

▶ おすすめ構文例(Task 2)

  • It is often argued that…
    (〜と主張されることが多い)
  • One of the main reasons is that…
    (主な理由のひとつは〜)
  • This leads to… / As a result, …
    (その結果〜)

Task 1では、「変化を表す語彙」「比較表現」「要約フレーズ」など、ジャンル別に整理しておくと便利です。

自分の答案を分析する習慣をつける

「書いて終わり」では点数は伸びません。

自分のエッセイを見直し採点基準に照らしてフィードバックをもらう、あるいは自己分析をすることが不可欠です。

▶ 自己添削の視点例

  • 主張と理由が論理的に繋がっているか
  • 同じ表現ばかり使っていないか
  • 段落構成が明確か

毎日少しずつ「アウトプット習慣」を!

インプット学習(文法・語彙)と並行して、1日1エッセイ or 1グラフ要約などを目標に継続するのが理想です。

▶ 習慣化に役立つツール

  • Studyplusなどの学習記録アプリ
  • ライティング添削対応の英語日記アプリ
    (例:HiNative Trek)
  • 添削サービスを週1で活用
    (アウトプットの締切ができる)
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ライティング力アップにおすすめ教材

IELTSライティングで高得点を狙うには、模範解答の構成パターンやトピック別語彙、文法表現の引き出しを増やすことが鍵です。以下の教材は、初心者〜中上級者まで幅広く対応できる内容です。

▶ 定番のIELTSライティング教材(書籍)

  • 「実践IELTS英単語3500」
     頻出テーマ別に語彙を整理。Task 1/2両方に活かせる語彙力がつく。

  • 「IELTS ライティング完全対策」
     構成の型・定番フレーズ・模範解答が揃っており、独学にも◎。

  • 「ケンブリッジIELTS公式問題集
     実際の過去問を使って演習可能。出題傾向をつかむのに最適。

▶ 語彙・構文ストックに役立つ教材

  • 「速読速聴・英単語 Opinion 1100」
    エッセイテーマに近い語彙・表現が多く収録

  • 「DUO 3.0」
    例文型でフレーズを覚えやすく、ライティングにも応用しやすい

まとめ|自分に合ったスタイルで、ライティング力を伸ばそう

IELTSライティング対策は、添削+型のインプット+アウトプット習慣の3本柱で進めるのが成功のカギ。

独学では見逃しやすい構成や語彙の改善点も、信頼できる添削サービスを活用すればぐんと効率よく修正できます。

目的や現在のレベルに応じてあなたにぴったりの対策法を見つけてみてくださいね!

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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