
IELTSライティングTask1では、表やグラフに比べると出題頻度は低めですが、地図(Map)問題も定期的に登場します。
過去と現在、あるいは将来計画図の変化を比較して説明する形式で、構成や語彙の使い方にコツが必要です。
この記事では、地図問題の書き方を段落構成・語彙・テンプレート・例文までを解説しています。ぜひ参考にしてください!
出題パターンと地図問題の特徴
IELTSライティングTask1の地図問題は、以下のような特徴があります。
- 表やグラフに比べると出題頻度は低め
- 過去→現在、または計画図の変化を比較して説明する形式
- 数値よりも位置・建物・道路・施設の変化を正確に表現する力が必要
過去と現在の変化を説明するタイプ
- 概要:
過去の地図と現在の地図を比較し、建物や道路、施設の変化を文章で説明します。 - 英文例:
The maps show the town of Greenfield in 1990 and 2020. Over this period, the small residential area in the north was replaced by a commercial zone, and the main road was extended to connect with the new housing development.
(この地図は、1990年と2020年におけるグリーンフィールドの町の様子を示しており、この期間中、北部の小さな住宅地は商業地区に置き換えられ、主要道路は新しい住宅開発地とつながるように延長されました。) - ポイント:
位置関係や方向を表す語(north, south, to the left of, adjacent to など)を正確に使うと文章が明確になります。
計画図・将来図を説明するタイプ
- 概要:
現在の地図と将来の計画図を比較し、追加される施設や道路の変化を説明します。 - 英文例:
The maps illustrate the current layout of Rivertown and the planned changes for 2030. A new park will be created in the northern area, and the old school in the west will be converted into a community center.
(この地図は、リバータウンの現在の構造と、2030年に予定されている変更を示しています。北部には新しい公園が整備され、西部の旧校舎はコミュニティセンターに改装される予定です。) - ポイント:
未来の計画は「will be built / will be created / will be converted」などの未来形表現を使いましょう。
組み合わせタイプ(変化+計画)
- 概要:
過去の地図と将来計画図の両方が提示され、変化と計画の両方をまとめて説明する必要があります。 - 英文例:
The maps depict the town of Sunnyvale in 2000 and the proposed changes for 2030. Some old houses in the center were replaced by shops by 2020, and the future plan includes a large residential complex in the eastern area.
(この地図は、2000年のサニーベールの町と、2030年に提案されている変更を示しています。中心部の古い住宅の一部は2020年までに商店に置き換えられ、将来の計画では東部に大規模な住宅団地が建設される予定です。) - ポイント:
文章の流れは「過去→現在→将来」の順番で書くと自然です。
地図問題の書き方ステップ
IELTS Writing Task 1共通テンプレート(全タイプ共通)
IELTS Task 1では、すべての問題タイプ(グラフ・地図・工程図など)に共通する「4段落構成」が基本です。
これをベースに型を覚えることで、どんな問題が来ても焦らず対応できます。
- Introduction(導入)
→ 問題文の内容を言い換える
(パラフレーズ) - Overview(全体概要)
→ グラフの傾向や特徴をざっくり要約 - Key Features ①
→ 重要なデータや違いを数字と一緒に説明 - Key Features ②
→ 他の特徴的な点を比較・対照しながら説明
地図問題の特徴と高スコアのコツ
段落構成を明確にする
➡ IELTSライティングTask1では、段落構成を意識するだけで読みやすさとスコアが大きく変わります。変化や位置関係を整理して書くことが重要です。
1. Introduction(導入)
何を比較・説明するのかを問題文の言葉を自分の表現に置き換えて書く
例)The maps illustrate the town of Sunnyvale in 2000 and the proposed changes for 2030.
(この地図は2000年のSunnyvaleと2030年の予定変更を示しています)
2. Overview(全体概要)
全体の傾向をざっくりまとめる
例)Overall, the town expanded significantly, with new residential and commercial areas added.
(全体的に町は大きく拡大し、新しい住宅地と商業地が追加された)
3. Key Features ①
主な変化を重要な位置や方向とともに数字や具体的な施設で説明
例)In 2000, the town center had several small houses. By 2023, some of these houses had been replaced by shops.
(2000年の町の中心には小さな住宅がいくつかあったが、2023年までに一部は商店に置き換えられた)
4. Key Features ②
その他の変化や小規模な特徴を補足的に説明
例)Additionally, the main road was extended, and a new park was created in the north.
(さらに主要道路は延長され、北側に新しい公園が作られた)
位置・方向・規模を正確に表現する
➡ 数字よりも「どこに何があるか」を伝える力が重要です。
よく使う語彙:
north / south / east / west、to the left of / to the right of / adjacent to / next to / in the center of
例)A new residential area was built to the south of the river, adjacent to the existing park.
(川の南側に新しい住宅地が建設され、既存の公園の隣に位置しています)
語彙のバリエーションを使う
➡ 同じ意味でも違う表現を使うとスコアが伸びやすいです。
例)「増える」→ increase / expand / extend
The main road was extended to connect the new residential area, and the park was expanded to provide more recreational space.
(主要な道路は新しい住宅地とつながるように延長され、公園はより多くのレクリエーションスペースを提供するために拡張されました)
- 変化を表す動詞
build → built, expand → expanded, replace → replaced, add → added - 位置・方向
north, south, east, west, adjacent to, next to - 増減・比較表現
increase, decrease, extend, relocate, replace
例文
テンプレート例
Introduction:
The maps illustrate [場所] as it was in [過去の年] and the planned changes for [将来の年].
Overview:
Overall, [大きな変化・計画]. Significant developments include [主要な変化].
Key Features①:
In [過去の年], [特徴1]. By [現在の年], [変化1]. According to the [将来の年] plan, [将来の変化1]. [将来の変化2].
Key Features②:
Other minor changes include [小規模な変化や計画].
Introduction:
The maps illustrate the town of Rivertown as it was in 2000 and the planned changes for 2030.
(Rivertownの2000年時点の様子と、2030年の計画変更を示しています)
Overview:
Overall, the town is expected to expand with new residential and commercial areas. Significant developments include the addition of a park in the northern area and the relocation of the main road.
(全体的に町は新しい住宅地と商業地の追加で拡大する予定。特に北側の公園の追加と主要道路の移設が目立つ)
Key Features ① (過去→現在):
In 2000, the town center consisted mainly of small houses. By 2023, some of these houses had been replaced by shops. Additionally, the main road was extended to improve connectivity.
(2000年の町の中心は小さな住宅が中心だった。2023年までに一部は商店に置き換えられた。さらに、主要道路は交通の利便性を高めるために延長された)
Key Features ② (将来計画 / Key Future②):
According to the 2030 plan, a large residential complex will be built in the eastern area. The park will be expanded, and a new community center will be added in the west.
(2030年の計画によれば、東側に大規模な住宅団地が建設される。公園は拡張され、西側には新しいコミュニティセンターが追加される)
IELTSライティング対策におすすめのオンライン英会話3選
地図問題やWriting Task1は、自分で書くだけでは表現の幅に限界があります。
添削付きオンライン英会話を活用すると、文法・語彙・構文の誤りを即座に直してもらえるので、スコアアップが圧倒的に早くなります。
ベストティーチャー(Best Teacher)
- 特徴:
ライティング→スピーキングの「書く→話す」型。IELTS・TOEFL・TOEIC・ビジネス英語対応。 - 無料体験:
1回(ライティング+スピーキング) - 料金例:
通常コース12,000円/月
試験対策コース16,500円/月 - ポイント:
添削を5往復以上してスピーキングに進むので、英文の完成度を高めやすい。ネイティブ講師も選べる。
\無料体験レッスンを予約する/
IELTS TRAINER PRO

- 特徴:
全講師がIELTS高スコア保持者。ライティング・スピーキングに特化した短期集中型スクール。 - 無料体験:
カウンセリング+30分体験レッスン - 料金例:
週3回×50分スタンダードプラン4週間43,200円~ - ポイント:
本番形式の模擬テストで実力チェック→弱点克服。IELTS対策に特化しているので信頼度が高い。
\無料体験レッスンを予約する/
スパトレ(SPTR)

- 特徴:
業界最安級でライティング添削に強い。毎日のレッスン+宿題で着実に力がつく。 - 無料体験:
7日間 - 料金例:
5,980円/月(1日1回)
9,980円/月(1日2回) - ポイント:
IELTS対応のライティング添削あり。毎レッスンで成長度が数値化されるのでモチベ維持しやすい。
\無料体験レッスンを予約する/
どれを選ぶべき?おすすめのタイプ別選び方
- 短期間で総合対策したい
→ IELTS TRAINER PRO
(添削+マンツーマンで一気に実力UP) - スピーキングも同時に伸ばしたい
→ ベストティーチャー
(ライティングと話す練習を一度に) - まずは安くお試ししたい
→ スパトレ(SPTR)
(月5,980円~始められる)
まとめ
- 段落構成を守る
Introduction → Overview → Key Features① → Key Features② - 位置・方向の表現を正確に
- 語彙バリエーションを増やす
例)replace / extend / addなど - 過去→現在→将来の流れを意識
テンプレートに沿って文章を作り、オンライン英会話で添削を受ければ、Task1地図問題のスコアは着実に伸ばせます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
【関連リンク】
【関連記事】




コメント