
「図になると急に分からなくなる…」
「単語は聞こえているのに答えが合わない…」
IELTSリスニングのDiagram Labeling(ダイアグラムのラベル付け問題)は、こうした悩みが特に出やすいパートです。
この問題はリスニング力そのものよりも、「位置・構造・流れを英語のまま瞬時に処理できるか」がスコアを左右します。
この記事では、例題を使いながらDiagram Labeling問題の解き方と、失点を防ぐコツを解説します。
IELTS Listening とは?
IELTSリスニングは、英語の音声を聞きながら問題に答える試験で、日常会話からアカデミックな内容まで幅広く出題されるのが特徴です。
「Academic」「General」どちらを受験する場合でも、同じ問題が出題されます。
IELTS Listening 基本情報
- 全40問
(4セクション) - 試験時間:約30分
- 音声は1回のみ再生
(聞き直し不可) - 前半:日常会話
(予約・案内など) - 後半:講義などのやや難しい内容
➡ 一発勝負の試験で、後半ほど難易度が上がります
IELTSリスニングでは、以下のような複数の問題形式が組み合わさって出題されます。
- Matching
(マッチング) - Multiple Choice
(選択問題) - Plan / Map / Diagram Labeling
(地図・図表のラベリング) - Form / Note / Table / Flow Chart / Summary Completion
(記入式問題) - Sentence Completion
(文完成) - Short Answer Questions
(短答式問題)
IELTS Listening スコアの仕組み
正解数でBandスコアが決まります。
(40問中の正答数)
以下は、正答数とBandスコアの目安をまとめた換算表です。
| 正答数 | Bandスコア |
|---|---|
| 39–40 | 9.0 |
| 37–38 | 8.5 |
| 35–36 | 8.0 |
| 32–34 | 7.5 |
| 30–31 | 7.0 |
| 26–29 | 6.5 |
| 23–25 | 6.0 |
| 18–22 | 5.5 |
| 16–17 | 5.0 |
詳しい試験内容やIELTS Listening の採点基準を詳しく知りたい方はこちら↓↓
IELTS Listening ダイアグラム問題(Diagram Labeling)とは?
ダイアグラムのラベル付け問題(Diagram Labeling)とは、図や構造図の空欄に聞こえた単語を当てはめる問題です。
例えば以下のような図が出題されます。
- 機械の構造図
- 人体のパーツ図
- プロセス図(流れ)
- 建物の内部構造
出題形式
Diagram Labelingの出題形式は以下の2つです。
どちらが出ても共通しているのは「図の流れに沿って順番に処理する問題」という点です。
① 選択式(A〜Hなど)
図の空欄に対して、選択肢から答えを選ぶタイプです。
例)
A. Boiler
B. Filter
C. Water Tank
D. Cup
→ 図の空欄に A / B / C などを入れる
② 記述式(単語を書き込むタイプ)
空欄にそのまま英単語を記入します。
例)
Water is stored in the ______
It is heated in the ______
※「NO MORE THAN ONE WORD」など制限あり
例題で確認
<問題文>
Label the diagram below. Write NO MORE THAN ONE WORD for each answer.

<音声スクリプト>
Now, let me explain how to use a basic light microscope and describe the function of its main parts.
Starting from the top, you’ll find the part that you look through in order to observe your specimen. This is known as the eyepiece. It typically provides a fixed level of magnification and is where all observations begin.
Just below that is a long, narrow section called the body tube, which connects the eyepiece to the lenses further down. These lenses are mounted on a circular rotating mechanism. At first glance, you might think this is simply a lens holder, but it’s actually called the nosepiece. You can turn this part to switch between lenses, depending on how much magnification you require.
Each lens gives a different level of detail. Usually, you begin with the lowest magnification to locate your specimen before moving to a higher setting for a closer view.
In the middle of the microscope, there is a flat surface where the slide is positioned. This may look like a simple platform, but it is specifically referred to as the stage. The slide is placed directly on it for observation.
To prevent the slide from moving, there are small metal components attached to the stage. These are known as stage clips. They hold the slide firmly in place while you are adjusting the microscope.
Beneath the stage, there is a built-in light. This light source shines upward and illuminates the specimen, making it visible through the lenses. Depending on the microscope, the brightness can sometimes be adjusted.
Finally, on the side of the microscope, you’ll notice a large control used to adjust the clarity of the image. This is commonly referred to as the focus knob. By turning it, you can make the image sharper or clearer.
So, by understanding how each of these parts functions, you’ll be able to operate the microscope effectively and obtain a clear image of your specimen.
<解答>
21 eyepiece
22 nosepiece
23 stage
24 clips
25 light
26 knob
ダイアグラム問題(Diagram Labeling)の解き方【5ステップ】
IELTSリスニングのDiagram Labelingは、「場所」ではなく構造・パーツ・機能の対応付けを問う問題が多いです。
そのため、Map問題のように「方向」ではなく、構造の流れ+役割の理解で処理することが重要になります。
ここでは、スコアを安定させるための5ステップを詳しく解説します。
- 指示文を確認する
- 図を把握する
- 選択肢を先に確認する
- キーワードを聞き取る
- 解答する
① 指示文を確認する
最初に必ず確認するのが解答ルールです。
<問題文>
Label the diagram below. Write NO MORE THAN ONE WORD for each answer.
チェックするポイントは3つだけ:
- 記述式か選択式か
- 単語数制限
(NO MORE THAN ONE WORD → 1語のみ) - スペル必須
(複数形・単数も注意) - 空欄数
➡ ここをミスると即失点です。
(特に複数形)
② 図を把握する
次にやるべきは、「図の流れ」を把握することです。
「上から下へ」「外側→内側」などの流れをざっくり掴むことが重要です。
今回の例(顕微鏡)の場合:
- 上 → eyepiece(観察)
- 中 → stage(設置)
- 下 → light(照射)
- 横 → knob(調整)
➡「説明がどこから始まるか」を予測する
多くの場合、音声は「上→下」「外側→内側」の順で説明されるため、説明のスタート地点を予測しておくと聞き取りが安定します。
【NG行動】
・細かい形を覚える
・全部暗記しようとする
➡「流れ」だけ分かればOK
③ 選択肢を先に確認する
空欄の種類を予測する
例えば今回:
- 21 → 一番上 →「見る部分っぽい」
- 22 → レンズ周り →「回すパーツ?」
- 23 → 中央 →「プレート系?」
- 24 → 小さい部品 →「固定するもの?」
- 25 → 下 →「光?」
- 26 → 横 →「調整系?」
➡ ここでやることは、「ざっくりカテゴリー分けすること」です。
例:
- 観察系(見る)
- レンズ系(倍率)
- 固定系(支える)
- 光源系(光)
- 調整系(ピント)
➡ あらかじめパーツの種類を把握しておくことで、音声で “a flat platform” のような特徴表現が出た瞬間に、該当する stage を図の位置と結びつけて判断できるようになります。
④ キーワードを聞き取る
ここが一番大事。全部理解しようとすると100%崩れます。
➡ 拾うのはこの3つだけ
① 位置ワード
- at the top
- just below
- in the middle
- beneath
- on the side
➡ ダイアグラムはこれが命
② 特徴ワード
- you look through
- can be rotated
- holds the slide
- produces light
- adjusts focus
➡ 名前が分からなくてもこれで特定できる
③ 言い換え(パラフレーズ)
- look through → eyepiece
- flat platform → stage
- holds → clips
- light source → light
- adjust clarity → focus knob
➡ IELTSではこのような言い換えで引っかけてきます
実際の処理イメージ
<設問21>
音声:
“Starting from the top, you’ll find the part that you look through…”
- top(位置)
- look through(特徴)
➡ 答え:eyepiece
<設問22>
音声:
“you might think it’s a lens holder… actually called the nosepiece”
IELTS特有の罠
- 最初:lens holder(ミス誘導)
- 後半:nosepiece(正解)
➡ 必ず最後まで聞いて判断する
答え:nosepiece
<設問23>
音声:
“a flat surface where the slide is placed”
- flat surface(特徴)
- slide(ヒント)
➡ 答え:stage
【よくあるミス】
・platform と書く(そのまま写す)
➡ 不正解
(答えは「説明」ではなく「正式名称」)
⑤ 解答する
このステップで一番大事なのは、「正解を考える時間を作らないこと」です。迷ったら即次へ進むことが重要です。
問題でミスする人の共通点はこれです。
- 「Aかな?Bかな?」と迷う
(選択問題の場合) - スペルを悩む
(考え込む) - 前の問題に戻って確認する
- 完璧に理解してから解こうとする
実際の試験では、音声は止まらないため、迷った時点で次の問題を取り逃します。
➡ 「1問ミス」より「連続ミス」が致命的
IELTS Listening のおすすめ勉強法

IELTSリスニングでスコアを伸ばすために重要なのは、「量」ではなく「やり方を固定すること」です。以下の3つを回せば十分にスコアは安定します。
効果的な学習法①|精聴+ディクテーション
まず最優先は「聞こえない原因をなくすこと」です。
これはリスニングの基礎力そのものを作るトレーニングです。
<基本のやり方>
「書く → 確認 → 修正 → 再確認」までがセット
- 音声を1文ずつ止める
- 聞こえた通りに書く
(ディクテーション)
※聞き取れなくても3回までは粘る - スクリプトで答え合わせ
- 聞き取れなかった原因を分析
- もう一度音声を聞く
(同じ音声を最低2〜3周する)
➡ 「なんとなく聞こえる」を「正確に理解できる」に変える
IELTSでよく落とすポイント
- 数字(13 / 30 / 15 など)
- 固有名詞(人名・地名)
- 複数形(s の聞き逃し)
- 前置詞(in / on / at)
➡ 「聞こえてたのに不正解」を防ぐ訓練になる
スタディサプリENGLISH
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効果的な学習法②|シャドーイング
「聞く+話す」を同時に鍛えられる、リスニング対策の王道トレーニングです。
特に音の認識力と処理スピードを上げるのに効果的です。
<やり方>
「聞こえた音をそのまま再現する」のがポイントです。
- 音声を流す
- 少し遅れてそのままマネして発音する
- スクリプトを見ながら修正
- 最後にスクリプトなしで再チャレンジ
(「できるまで繰り返す」が重要)
シャドーイングにおすすめ教材
- TED Talksのスピーチ動画
- 英語ニュース(BBC / VOA)
- IELTSのサンプル回答音源 など
シャドーイング英会話アプリ LanCul(ランカル)
オンライン英会話ランカルは、映画や海外ドラマのセリフを使って「リアルな英語」を学べるアプリです。
発音・リズム・会話表現をまとめて練習でき、初心者〜上級者まで対応。1日5分から手軽に続けられるのもポイントです。
効果的な学習法③|過去問のやり込み
IELTSリスニングは、出題形式・トラップ・出題順がかなりパターン化されています。
そのため、過去問をやり込むことが最短ルートの対策です。
<基本の学習フロー>
- 本番と同じ条件で解く
(時間を測る・一発勝負) - スクリプトで答えを確認
- 聞き取れなかった原因を分析
(単語?音の連結?集中力?) - 音声をもう一度聞く
(できればシャドーイング)
➡「解きっぱなし」ではスコアは伸びません。
IELTS対策におすすめの過去問教材
過去問対策でまず使うべきなのが、公式問題集です。
Cambridge IELTSシリーズ
IELTS公式の過去問集
- 本番と同じ形式・難易度
- 実際の試験に最も近い音声
- スクリプト&解説付き
実践IELTS英単語3500
リスニングで頻出の語彙を網羅
- 音声で出やすい単語を重点的に学べる
- スペル対策にも直結
➡ 「聞こえたのに書けない」を防ぐ
スピーキング攻略 IELTS英単語
パラフレーズ力を強化
- 言い換え表現が豊富
- リスニングの「別表現」対策にも有効
➡ リスニング全体のスコア底上げに直結
コスパよく揃えるなら
「新品じゃなくてもOK」「できるだけ安く手に入れたい」という方は、中古品を狙えるメルカリも選択肢のひとつです。
- 中古
(書き込みありでもOK) - 型落ち版
(内容はほぼ同じ)
を選べば、かなり安く手に入ります。
IELTS語彙対策におすすめ教材を探す
→ メルカリ
オンライン英会話|最短でスコアを伸ばすなら

「聞いてるのに答えが取れない…」
「単語は分かるのに意味がつながらない…」
こう感じている場合、自己流だけでの対策には限界があります。
IELTSリスニングでは、「聞き取り」ではなく「必要な情報を瞬時に拾う力」が求められます。
独学の限界とオンライン英会話の活用
リスニングは独学だと、次のような状態に陥りがちです。
- 聞き取れない原因が分からない
- 間違えた理由を分析できない
- なんとなく解いて終わる
- 同じミスを繰り返す
➡ この状態では、問題を解いてもスコアは伸びません。
そこで効果的なのが、オンライン英会話の活用です。
- 聞き取れなかった原因をその場で指摘
- スクリプトを使って理解を深掘り
- パラフレーズや引っかけを解説
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➡ 「なぜ間違えたか」を明確にできるのが最大の強みです。
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まとめ
IELTSリスニングのDiagram Labelingは、単なる聞き取り問題ではなく、音声の説明から「パーツの役割や構造」を素早く判断する力が求められるパートです。
この問題で重要なのは次の3つです。
- パーツの役割(何をする部分か)を聞き取る
- 図の構造(上→下・内→外の流れ)に沿って処理する
- 考え込まず、即座に答えを置く
多くの人が失点する原因はシンプルで、「全部理解しようとすること」です。
しかし実際のIELTSでは、
- 単語は言い換えられる
- 説明は回りくどい
- 音声は止まらない
➡ 完全な理解よりも、処理スピードの方が重要になります。
- 聞く(特徴を拾う)
- 照合する(該当パーツを特定)
- 即書く
この流れを止めなければ、Diagram問題は安定して得点源にできます。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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