
「2つの質問に答えろって言われても、何から書けばいいの?」
「両方書こうとすると、どっちも中途半端になる…」
このように感じたことはありませんか?
IELTS Writing Task2の中でも二問形式(Double Questions)問題は、1つのテーマに対して「2つの問い」に同時に答える必要があるため、構成をミスしやすい問題タイプです。
この記事では、以下の内容を分かりやすくまとめています。
- 二問形式(Double Questions)の基本構造
- スコアを伸ばすための考え方
- そのまま使えるテンプレート
- 例文+具体的な解説
「何を書けばいいか分からない」という状態から、型に沿って迷わず書ける状態になることを目指しましょう。
IELTS Writing Task2二問形式問題 (Double Questions)とは?
IELTSライティングは、以下の2つのタスクで構成されています。
- Task1:図表や地図の情報を客観的に要約する
- Task2:自分の意見を論理的に述べる
Task1が「客観的な要約力」を測るのに対し、Task2では「自分の意見を論理的に展開する力」が評価されます。
➡ 英語力だけでなく「論理的に説明する力」も重要になります。
| 項目 | Task1 (図表問題) | Task2 (エッセイ) |
|---|---|---|
| 内容 | グラフ・表・地図などの情報を要約 | 自分の意見を論理的に述べる |
| 試験時間 (目安) | 約20分 | 約40分 |
| 語数 | 150語以上 | 250語以上 |
| 配点 | 低め (1/3) | 高め (2/3) ※Task2の方がスコアへの影響が大きい |
【Task2 よくある出題タイプ】
Task2では、以下のような形式で出題されます。
- Do you agree or disagree?
(賛成・反対) - To what extent do you agree or disagree?
(どの程度賛成か) - Discuss both views and give your opinion
(両論+自分の意見) - Discuss both advantages and disadvantages
(メリット・デメリット)
二問形式(Double Questions) の特徴
このタイプでは、1つのトピックに対して2つの質問が出されます。
例えば、
- Why is this happening?
(なぜ起きているのか) - Is this a positive or negative development?
(良いか悪いか)
といった形です。
➡ 2つの質問に、それぞれ明確に答える必要がある
例題で書き方を確認する
<問題文>
In many countries, people are working longer hours than ever before.
What are the reasons for this trend? Do you think this is a positive or negative development?
(多くの国で、人々は以前よりも長時間働くようになっています。この傾向の理由は何でしょうか。また、これは良い傾向だと思いますか、それとも悪い傾向だと思いますか?)
<解答例>
People in many countries are now working longer hours than ever before. This trend can be explained by several factors, and in my opinion, it is largely a negative development.
(多くの国で、人々は以前よりも長時間働くようになっています。この傾向にはいくつかの要因があり、私は全体としてマイナスの変化だと考えます。)
One primary reason for this phenomenon is the rising cost of living. As expenses such as housing, education, and healthcare continue to increase, many individuals are forced to work longer hours in order to maintain a reasonable standard of living. For example, in major cities, salaries often fail to keep pace with inflation, pushing workers to take on overtime or additional jobs. Another contributing factor is the growing level of competition in the workplace. In today’s globalized economy, employees frequently feel pressure to outperform others, which encourages them to extend their working hours in order to secure promotions or maintain job stability.
(この現象の主な原因の一つは、生活費の上昇です。住宅費や教育費、医療費などの支出が増え続ける中で、多くの人が一定の生活水準を維持するために、より長く働かざるを得なくなっています。例えば都市部では、賃金が物価上昇に追いつかないことが多く、その結果、残業や副業をせざるを得ない状況にあります。もう一つの要因は、職場における競争の激化です。グローバル化が進む現代では、他者より成果を出さなければならないというプレッシャーが強く、その結果、昇進や雇用の安定を確保するために労働時間を延ばす傾向があります。)
From my perspective, this trend is largely negative. Excessive working hours can have serious consequences for individuals’ physical and mental health, often leading to stress, fatigue, and burnout, which ultimately reduces productivity. Moreover, longer working hours can significantly damage work-life balance. When people devote most of their time to work, they have fewer opportunities to relax or spend time with family, which can weaken personal relationships and reduce overall life satisfaction.
(私の考えでは、この傾向は全体としてマイナスです。長時間労働は心身の健康に深刻な影響を及ぼし、ストレスや疲労、燃え尽き症候群を引き起こし、その結果、生産性の低下につながります。さらに、労働時間の増加はワークライフバランスを大きく損ないます。仕事に多くの時間を費やすことで、リラックスしたり家族と過ごしたりする時間が減り、人間関係の悪化や生活満足度の低下につながる可能性があります。)
In conclusion, the increase in working hours is mainly driven by economic pressure and workplace competition, and I believe its negative effects on both health and quality of life outweigh any potential benefits.
(結論として、労働時間の増加は主に経済的なプレッシャーと職場での競争によって引き起こされていますが、健康や生活の質に与える悪影響の方が大きいと考えます。)
IELTS Writing Task2の進め方(時間配分)
Task2は約40分の中で、「分析 → 作成 → 見直し」までを行う必要があります。
効率よく書くために、まずは全体の流れを押さえておきましょう。
① 問題を分析してアイデアを出す(約3〜4分)
いきなり書き始めるのはNGです。
何も考えずに書き始めると、途中で論理が崩れやすくなります。
特に二問形式では、「2つの質問それぞれに何を書くか」を事前に整理しておくことが重要です。
<最初にチェックするポイント>
- 問題タイプ
(意見論述 / 両方の意見など) - 何について問われているか
- 自分の立場
(どちらを重視するか) - 理由を2~3つ考える
➡ 「意見+理由」まで決めてから書き始めるのが重要
② 構成に沿って書く(約30~32分)
Task2は基本の構成に沿って書けばOKです。
※二問形式では、「各段落で1つの質問に集中して答える構成」にすることが重要です。
【基本構成】
・Introduction (導入)
・Body Paragraph 1
・Body Paragraph 2
・Conclusion(まとめ・結論)
※Body Paragraphの内容は問題タイプによって変わります
(例:メリット/デメリット、賛成/反対、2つの理由など)
③ 採点基準を意識する
IELTS Writingは、ただ書くだけではなく、評価ポイントを意識することが重要です。
「何を書いたか」だけでなく「どう書いたか」でスコアが決まります。
IELTSライティングの評価基準
| 評価項目 | 評価されるポイント&スコアアップのコツ |
|---|---|
| Task Response (課題達成度) | ・すべての質問に答えている ・意見が一貫している ・テーマに沿って書かれている ・理由や主張が十分に説明・展開されている |
| Coherence and Cohesion (論理性と一貫性) | ・情報が論理的に整理されている ・段落構成が明確 ・接続詞(however, therefore など)が自然に使われている ・指示語(this, these など)を使ってスムーズにつながっている |
| Lexical Resource (語彙力) | ・幅広い語彙を使えている ・同じ表現の繰り返しを避けている ・文脈に合った適切な単語を選べている ・スペルミスが少ない |
| Grammatical Range and Accuracy (文法の幅と正確さ) | ・文構造にバリエーションがある ・シンプルな文だけでなく、複雑な文も使えている ・文法ミスが少なく、意味が正確に伝わる ・句読点(カンマ・ピリオドなど)が適切に使われている |
④ 見直し(約3〜4分)
最後に必ずチェックの時間を取りましょう。
- スペルミス
- 時制
(過去→現在の変化になっているか) - 主語と動詞の一致
- 冠詞(a / the) など
➡ この3〜4分でミスを減らせるため、スコアに直結する重要な工程です。
IELTS Writingの採点基準を詳しく知りたい方はこちら↓↓
IELTS Writing Task2二問形式問題(Double Questions)の基本構成

問題タイプによって使う構成を変えるのがポイントです。
- Introduction (導入)
- Body Paragraph 1
(質問①への回答) - Body Paragraph 2
(質問②への回答) - Conclusion(まとめ・結論)
① Introduction(導入)
Task2のIntroductionでは、「問題の概要」と「何について書くか」を示します。
【構成】
・テーマの背景(軽く触れる)
・問題文の言い換え(パラフレーズ)
・何を扱うか
(2つの質問にどう答えるか)
【書き方のポイント】
・背景は1文で簡潔に
(長く書きすぎない)
・問題文はそのまま使わず、必ず言い換える(パラフレーズする)
・「2つの質問にどう答えるか」を明示する
➡ 「方向性を示すパート」です。ここでブレると全体が崩れます。
例文)
People in many countries are now working longer hours than ever before. This trend can be attributed to several factors, and in my opinion, it is largely a negative development.
② Body Paragraph 1
1つ目の質問に対する自分の意見を述べます。
【基本の流れ】
<1アイデア>
・段落のテーマ
・ポイント①
・補足・具体例
・結果・まとめ
<2アイデア>
・段落のテーマ(原因の全体像)
・原因①
・補足・具体例
・原因②
・補足・具体例
【書き方のコツ】
・最初の1文で主張(答え)を明確にする
・抽象で終わらせず具体例で補強する
・「なぜ重要なのか」まで説明する
➡ 1つのアイデアをしっかり掘り下げることが高評価につながる
例文)<2アイデア>
One primary reason for this phenomenon is the rising cost of living. As expenses such as housing, education, and healthcare continue to increase, many individuals are forced to work longer hours in order to maintain a reasonable standard of living. For example, in major cities, salaries often fail to keep pace with inflation, pushing workers to take on overtime or additional jobs. Another contributing factor is the growing level of competition in the workplace. In today’s globalized economy, employees frequently feel pressure to outperform others, which encourages them to extend their working hours in order to secure promotions or maintain job stability.
③ Body Paragraph 2
2つ目の質問に対する自分の意見を述べます。
【ポイント】
・1つ目の段落とのバランスを意識する
【書き方のコツ】
・1段落目と同じ「深さ」で説明する
(量のバランスを意識)
・抽象的な説明で終わらせず、理由や具体例まで述べる
・それぞれの影響や結果までしっかり述べる
・1つ目の質問とのバランスを意識する
➡ 両方をバランスよく説明し、それぞれの影響が明確に伝わるように書く
例文)<2アイデア>
From my perspective, this trend is largely negative. Excessive working hours can have serious consequences for individuals’ physical and mental health, often leading to stress, fatigue, and burnout, which ultimately reduces productivity. Moreover, longer working hours can significantly damage work-life balance. When people devote most of their time to work, they have fewer opportunities to relax or spend time with family, which can weaken personal relationships and reduce overall life satisfaction.
【参考】Body Paragraph(本文)の書き方
以下は、どのタイプにも使える基本的な本文の書き方です。
※各段落は「1アイデア」「2アイデア」どちらで構成してもOKです。
大切なのは、論理の分かりやすさとバランスなので、自分が書きやすい形を選びましょう。
① 1つのアイデアで構成する
1つの段落では、1つの主張だけに絞って深く説明するのが基本です。
「主張→理由→具体例→結論」の流れを意識して書きます。
- 主張を書く
(この段落で言いたいこと) - 理由を説明する
- 具体例を入れる
- 結果・影響を補足する
- 軽くまとめる
② 2つのアイデアで構成する
1つの段落で、関連する2つのポイントを扱う方法です。
- 段落のテーマ(何について書くか)を示す
- ポイント①を説明する
- 補足・具体化する
- ポイント②を説明する
- 補足・具体化する
④ Conclusion(まとめ・結論)
全体の内容をまとめて、最終的な意見を示します。
【構成】
・全体の要約
・自分の意見(再提示)
【書き方のポイント】
・新しい情報は入れない
・Bodyで書いた内容を簡潔にまとめる
➡ 「言い換え+要約」で締めるのが基本
例文)
In conclusion, the increase in working hours is mainly driven by economic pressure and workplace competition, and I believe its negative effects on both health and quality of life outweigh any potential benefits.
IELTS Writingのおすすめ勉強法
ここまでで書き方の流れはイメージできたと思いますが、実際にスコアを伸ばすにはアウトプットが不可欠です。
特に二問形式問題では、
- 2つの質問のバランスが偏ってしまう
- 自分の意見をどこで書くべきか分からない
- どちらの質問に何を書くべきか分からない
- 説明が抽象的で説得力が弱くなる
こうした課題は、参考書だけでは改善しにくく、実際に書いた英文をチェックしてもらうことが重要です。そこで重要になるのが「添削」です。
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まとめ
IELTS Writing Task2の二問形式で重要なのはこの4つです。
- 2つの質問に必ずそれぞれ答える
- どちらか一方だけ詳しく書かない
(バランス重視) - 各段落で1つの質問に集中する
- 自分の意見を明確に示す
この4つを意識するだけで論理が整理され、採点基準に沿った答案を書けるようになります。
特にこの問題は、「1つ目の質問だけ詳しく書いてしまう」「2つ目の質問の意見が浅くなる」といったミスがスコアダウンにつながりやすいのが特徴です。
だからこそ、「型(構成) → 実践 → 添削 → 改善」の流れを回すことがスコアアップの近道になります。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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