
「原因も対策も書けって言われても、何から書けばいいの?」
「問題の説明だけで終わってしまう…」
このように感じたことはありませんか?
IELTS Writing Task2の中でも、問題解決型(Problems and Solutions)は「原因」と「解決策」の両方を論理的に説明する必要があるため、苦手と感じる人が多い問題タイプです。
この記事では、以下の内容を分かりやすくまとめています。
- Problems and Solutions問題の基本的な書き方
- スコアを伸ばすための考え方
- 例文+具体的な解説
- そのまま使えるテンプレート
「原因は書けるけど解決策が弱い…」「アイデアはあるのにうまく整理できない…」という状態から、型に沿ってスムーズに書けるようになることを目指しましょう。
IELTS Writing Task2問題解決型 (Problems and Solutions) とは?
IELTSライティングは、以下の2つのタスクで構成されています。
- Task1:図表や地図の情報を客観的に要約する
- Task2:自分の意見を論理的に述べる
Task1が「客観的な要約力」を測るのに対し、Task2では「自分の意見を論理的に展開する力」が評価されます。
➡ 英語力だけでなく「論理的に説明する力」も重要になります。
| 項目 | Task1 (図表問題) | Task2 (エッセイ) |
|---|---|---|
| 内容 | グラフ・表・地図などの情報を要約 | 自分の意見を論理的に述べる |
| 試験時間 (目安) | 約20分 | 約40分 |
| 語数 | 150語以上 | 250語以上 |
| 配点 | 低め (1/3) | 高め (2/3) ※Task2の方がスコアへの影響が大きい |
【Task2 よくある出題タイプ】
Task2では、以下のような形式で出題されます。
- Do you agree or disagree?
(賛成・反対) - To what extent do you agree or disagree?
(どの程度賛成か) - Discuss both views and give your opinion
(両論+自分の意見) - Discuss both advantages and disadvantages
(メリット・デメリット)
問題解決型(Problems and Solutions)の特徴
問題解決型では、
- なぜその問題が起きているのか
(原因) - どのように解決できるのか
(解決策)
をセットで説明する必要があります。
➡ 「原因→結果→解決策」と論理的に展開する力が重要になります。
例題で書き方を確認する
<問題文>
In many countries, the amount of household waste is increasing rapidly.
What are the causes of this problem, and what measures can be taken to solve it?
(多くの国で家庭ごみの量が急増しています。この問題の原因を述べるとともに、どのような解決策が考えられるかを論じなさい。)
<解答例>
In many parts of the world, the amount of household waste is growing rapidly. This is mainly due to changing consumption patterns, but there are effective measures that can help reduce it.
(多くの国で家庭ごみの量が急増しています。その背景には消費スタイルの変化がありますが、適切な対策によって削減することも可能です。)
One of the main causes of this issue is the rise of convenience-oriented lifestyles. People increasingly rely on ready-made meals and packaged goods, which generate excessive waste. For instance, supermarkets and restaurants often use multiple layers of plastic packaging, leading to a significant increase in non-recyclable materials. Another contributing factor is the widespread use of single-use products. Items such as plastic bags, bottles, and containers are used briefly and then discarded, creating large volumes of waste. These habits have significantly increased the overall amount of household rubbish.
(この問題の主な原因の一つは、利便性を重視するライフスタイルの広がりです。人々は調理済みの食品や包装された商品にますます依存しており、それが大量のごみを生み出しています。例えば、スーパーや飲食店では複数のプラスチック包装が使われることが多く、リサイクルできない廃棄物が大幅に増加しています。もう一つの要因は、使い捨て製品の普及です。ビニール袋やペットボトル、容器などは短時間で使用されてすぐに廃棄され、大量のごみを生み出しています。これらの習慣が家庭ごみの総量を大きく増加させています。)
To solve this problem, a combination of government regulation and public awareness is essential. Governments should impose stricter controls on packaging and limit the use of single-use plastics. For example, introducing taxes or bans on plastic bags can encourage both businesses and consumers to adopt more sustainable alternatives. In addition, raising public awareness plays a crucial role. Educational campaigns can help individuals understand the environmental impact of their consumption habits and encourage them to reduce, reuse, and recycle more effectively. Together, these measures can significantly reduce the amount of household waste.
(この問題を解決するためには、政府による規制と国民の意識向上の両方が重要です。政府は包装に対する規制を強化し、使い捨てプラスチックの使用を制限すべきです。例えば、レジ袋に課税したり使用を禁止したりすることで、企業や消費者がより環境に優しい選択肢を採用するよう促すことができます。また、国民の意識向上も重要な役割を果たします。教育キャンペーンを通じて、自分たちの消費行動が環境に与える影響を理解させることで、より効果的に「削減・再利用・リサイクル」を実践するよう促せます。これらの対策を組み合わせることで、家庭ごみの量を大幅に減らすことが可能です。)
In conclusion, the increase in household waste is mainly caused by convenience-driven consumption and the overuse of disposable products. However, with stricter regulations and greater awareness, this issue can be effectively addressed.
(結論として、家庭ごみの増加は主に利便性を重視した消費行動と使い捨て製品の過剰使用によって引き起こされています。しかし、より厳しい規制と意識向上によって、この問題は十分に改善することが可能です。)
IELTS Writing Task2の進め方(時間配分)
Task2は約40分の中で、「分析 → 作成 → 見直し」までを行う必要があります。
効率よく書くために、まずは全体の流れを押さえておきましょう。
① 問題を分析してアイデアを出す(約3〜4分)
いきなり書き始めるのはNGです。
何も考えずに書き始めると、途中で論理が崩れやすくなります。
特に問題解決型では、「原因」と「対策」をセットで整理しておくことが重要です。
<最初にチェックするポイント>
- 問題タイプ
(意見論述 / 両方の意見など) - 何について問われているか
- 自分の立場
(どちらを重視するか) - 理由を2~3つ考える
➡ 「意見+理由」まで決めてから書き始めるのが重要
② 構成に沿って書く(約30~32分)
Task2は基本の構成に沿って書けばOKです。
※問題解決型では、「原因」と「解決策」を対応させて書くことが重要です。
【基本構成】
・Introduction (導入)
・Body Paragraph 1
・Body Paragraph 2
・Conclusion(まとめ・結論)
※Body Paragraphの内容は問題タイプによって変わります
(例:メリット/デメリット、賛成/反対、2つの理由など)
③ 採点基準を意識する
IELTS Writingは、ただ書くだけではなく、評価ポイントを意識することが重要です。
「何を書いたか」だけでなく「どう書いたか」でスコアが決まります。
IELTSライティングの評価基準
| 評価項目 | 評価されるポイント&スコアアップのコツ |
|---|---|
| Task Response (課題達成度) | ・すべての質問に答えている ・意見が一貫している ・テーマに沿って書かれている ・理由や主張が十分に説明・展開されている |
| Coherence and Cohesion (論理性と一貫性) | ・情報が論理的に整理されている ・段落構成が明確 ・接続詞(however, therefore など)が自然に使われている ・指示語(this, these など)を使ってスムーズにつながっている |
| Lexical Resource (語彙力) | ・幅広い語彙を使えている ・同じ表現の繰り返しを避けている ・文脈に合った適切な単語を選べている ・スペルミスが少ない |
| Grammatical Range and Accuracy (文法の幅と正確さ) | ・文構造にバリエーションがある ・シンプルな文だけでなく、複雑な文も使えている ・文法ミスが少なく、意味が正確に伝わる ・句読点(カンマ・ピリオドなど)が適切に使われている |
④ 見直し(約3〜4分)
最後に必ずチェックの時間を取りましょう。
- スペルミス
- 時制
(過去→現在の変化になっているか) - 主語と動詞の一致
- 冠詞(a / the) など
➡ この3〜4分でミスを減らせるため、スコアに直結する重要な工程です。
IELTS Writing Task2 【4ステップ】 問題解決型 (Problems and Solutions) の書き方

問題タイプによって使う構成を変えるのがポイントです。
- Introduction (導入)
- Body Paragraph 1(原因)
→ 問題の原因を説明 - Body Paragraph 2(解決策)
→ 具体的な対策を説明 - Conclusion(まとめ・結論)
① Introduction(導入)
Task2のIntroductionでは、「問題の概要」と「何について書くか」を示します。
【構成】
・テーマの背景(軽く触れる)
・問題文の言い換え(パラフレーズ)
・何を扱うか(原因+解決策)
【書き方のポイント】
・背景は1文で簡潔に
(長く書きすぎない)
・問題文はそのまま使わず、必ず言い換える
(パラフレーズする)
・「原因と解決策を述べる」と明示する
➡ 「方向性を示すパート」です。ここでブレると全体が崩れます。
例文)
In many parts of the world, the amount of household waste is growing rapidly. This is mainly due to changing consumption patterns, but there are effective measures that can help reduce it.
② Body Paragraph 1
【基本の流れ】
<1アイデア>
・段落のテーマ
・ポイント①
・補足・具体例
・結果・まとめ
<2アイデア>
・段落のテーマ(原因の全体像)
・原因①
・補足・具体例
・原因②
・補足・具体例
【書き方のコツ】
・最初の1文で原因を明確にする
(何が言いたいかを先に)
・抽象で終わらせず具体例で補強する
・「なぜ重要なのか」まで説明する
➡ 1つのアイデアをしっかり掘り下げることが高評価につながる
例文)<2アイデア>
One of the main causes of this issue is the rise of convenience-oriented lifestyles. People increasingly rely on ready-made meals and packaged goods, which generate excessive waste. For instance, supermarkets and restaurants often use multiple layers of plastic packaging, leading to a significant increase in non-recyclable materials. Another contributing factor is the widespread use of single-use products. Items such as plastic bags, bottles, and containers are used briefly and then discarded, creating large volumes of waste. These habits have significantly increased the overall amount of household rubbish.
③ Body Paragraph 2
問題に対する「解決策」を提示します。
【ポイント】
・原因に対応した解決策を書く
【書き方のコツ】
・1段落目と同じ「深さ」で説明する
(量のバランスを意識)
・抽象的な説明で終わらせず、具体例で補強する
・それぞれの影響や結果までしっかり述べる
➡ 両方をバランスよく説明し、それぞれの影響が明確に伝わるように書く
例文)<2アイデア>
To solve this problem, a combination of government regulation and public awareness is essential. Governments should impose stricter controls on packaging and limit the use of single-use plastics. For example, introducing taxes or bans on plastic bags can encourage both businesses and consumers to adopt more sustainable alternatives. In addition, raising public awareness plays a crucial role. Educational campaigns can help individuals understand the environmental impact of their consumption habits and encourage them to reduce, reuse, and recycle more effectively. Together, these measures can significantly reduce the amount of household waste.
【参考】Body Paragraph(本文)の書き方
以下は、どのタイプにも使える基本的な本文の書き方です。
※各段落は「1アイデア」「2アイデア」どちらで構成してもOKです。
大切なのは、論理の分かりやすさとバランスなので、自分が書きやすい形を選びましょう。
① 1つのアイデアで構成する
1つの段落では、1つの主張だけに絞って深く説明するのが基本です。
「主張→理由→具体例→結論」の流れを意識して書きます。
- 主張を書く
(この段落で言いたいこと) - 理由を説明する
- 具体例を入れる
- 結果・影響を補足する
- 軽くまとめる
② 2つのアイデアで構成する
1つの段落で、関連する2つのポイントを扱う方法です。
- 段落のテーマ(何について書くか)を示す
- ポイント①を説明する
- 補足・具体化する
- ポイント②を説明する
- 補足・具体化する
④ Conclusion(まとめ・結論)
全体の内容をまとめて、最終的な意見を示します。
【構成】
・全体の要約
・自分の意見(再提示)
【書き方のポイント】
・新しい情報は入れない
・Bodyで書いた内容を簡潔にまとめる
➡ 「言い換え+要約」で締めるのが基本
例文)
In conclusion, the increase in household waste is mainly caused by convenience-driven consumption and the overuse of disposable products. However, with stricter regulations and greater awareness, this issue can be effectively addressed.
IELTS Writingのおすすめ勉強法
ここまでで書き方の流れはイメージできたと思いますが、実際にスコアを伸ばすにはアウトプットが不可欠です。
特に問題解決型 (Problems and Solutions) 問題では、
- 両方の意見のバランスが偏ってしまう
- 自分の意見をどこで書くべきか分からない
- 説明が抽象的で説得力が弱くなる
こうした課題は、自分では気づきにくいのが特徴です。そこで重要になるのが「添削」です。
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まとめ
IELTS Writing Task2の問題解決型で重要なのはこの4つです。
- 原因と解決策をセットで考える
- 原因は「なぜ起きているのか」まで説明する
- 解決策は「具体的に説明すること」を意識する
- 各段落は「1アイデア」または「2アイデア」で明確に構成する
この4つを意識するだけで、答案の完成度は大きく変わります。
特にこの問題は、「原因だけで終わる」「解決策が弱い」といったミスがスコアダウンにつながりやすいのが特徴です。
だからこそ、「型(構成) → 実践 → 添削 → 改善」の流れを回すことがスコアアップの近道になります。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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